10個人1団体を表彰

2021/06/10

団体で表彰された「番諏農友会」の森川清志会長

 農業振興に貢献した人または団体を表彰する、2020年度の「相模原市優良農業者」が5月28日に発表された。

 農業意欲の向上と市内農業の発展を図るため1972年度から実施されている事業で、20年度は10個人1団体が受賞した。通常は相模原市農業協同組合および神奈川つくい農業協同組合の総代会会場で表彰されるがコロナ禍により、市農政課の職員が市長代理として個別に賞状と記念品を手渡した。

 団体で表彰された「番諏農友会」は2000年に発足。番田諏訪面自治会に所属するメンバー約30人で構成されている。遊休農地を活用して、地元の保育園や学校に通う子どもたちに野菜作り体験を行い、収穫した野菜を給食用に提供するなど、地域の食農教育活動に力を入れている。森川清志会長は「子どもたちに土に親しんでもらう活動を、メンバーと共に体が動く限り続けたい。会の取り組みも次世代に引き継いでいければ」と今後の抱負を語った。

 受賞者および団体は次のとおり(敬称略)。

▽黒滝照雄(南区新戸/水田作経営)▽小山信夫(南区下溝/露地野菜作経営)▽義澤光児(南区上鶴間本町/露地野菜作経営)▽横尾利男(清新/露地野菜作経営)▽中里昭司(緑区大島/施設野菜作経営)▽成井フミ子(田名塩田 /果樹作経営)▽佐藤矩子(上溝/露地野菜作経営)▽番諏農友会(森川清志会長/上溝)▽押田建二(緑区町屋/酪農経営)▽内藤光夫(緑区長竹/露地野菜作経営)ほか個人1人。