「オリパラで街を元気に」

2021/07/22

ポスターを前に笑顔の実行委員会メンバー

 相武台地区に住む人に外出の機会を創出しながら、地域活動にも興味を持ってもらうため、7月26日(月)から同地域で「オリパラで元気!相武台地区ウォークラリー」が開催される。企画・運営に携わるのは、地元住民らで構成された「やってみよう!オリパラで元気!プロジェクト実行委員会」(佐藤あつ子委員長)だ。

 相武台地区では、地元の人に地域活動に携わってもらいたいと、地域ケア会議において担い手の募集を行った。その際、約70人が手を挙げてくれたという。今回、企画に携わる実行委員会は、スポーツを題材に「地域おこし」をしたいと手を挙げたメンバー。平成30年度に活動をスタートし、東京2020オリンピック・パラリンピックに合わせて、地域で楽しめる催しを模索してきた。

 当初はウォークラリー大会のほか、相武台団地の中庭を活用したパブリックビューイングなどを企画していた。しかし新型コロナウイルス感染症の拡大により、オリパラ自体が延期に。さらに観客の有無など開催概要も流動的だったため、今年4月に「夏休み期間に、親子そろって出かける機会になれば」との思いからウォークラリー大会をすることに決めた。

10問解答で賞品

 イベント概要は、相武台地区にある自治会掲示版のうち30カ所にクイズを掲示。所定の解答用紙に10問以上答えてゴール地点のユソーレ相武台に持っていくと、オリンピックに関連するバッジがもらえるというもの。掲示するクイズも実行委員会が、インターネットなどを参考に選定。簡単なものから難問まで幅を持たせた。

 ポスターや解答用紙のデザインを手掛けたのも実行委のメンバー。「皆で意見を出し合いながらだったので、楽しく準備が出来ました」と実行委員長の佐藤さんは話す。

 また、地元の子どもたちにも参加してもらおうと、国旗のぬり絵を近隣の幼稚園・保育圏に配布した。完成した色とりどりの国旗は、ユソーレ相武台に掲示され、オリンピック気分の盛り上げに一役買っている。

 所定の解答用紙は相武台前自治会館、ユソーレ相武台、相武台高齢者支援センターで26日から配布予定(先着400人)。相武台地区以外の人も参加できる。「思い出づくりとともに、この機会に地域活動に少しでも興味を持ってもらえたら嬉しい」と佐藤さんは話している。