「楽しく」地域を清掃

2021/07/22

みたけ福寿会のメンバー。前列右から2番目が清田会長=10日

 団体で表彰されたのは、淵野辺本町の老人クラブ「みたけ福寿会」。

 1964年の結成から、3年前まで50年以上続けていた皇武神社境内の清掃、80年から行っている嶽之内れんげ公園や嶽之内第2公園の清掃、除草、植栽、剪定などが、地域住民の模範となり、美化意識の向上に寄与しているとして、表彰を受けた。近年では中渕大坂公園の清掃活動も実施している。

 結成時から「楽しくやろうかい」をスローガンに掲げ、清掃だけでなく会員の健康を考え、体を動かすイベントも実施。中でも2017年から行っている「スポーツ吹き矢」は大会にも参加するなど、本格的に取り組んでいる。「肺や腹筋が鍛えられて非常に健康的。呼吸法も学べることができ、肺が弱くて、最初は全然飛ばせなかった仲間も今は的に当てられるようになった」と同会の清田吉洋会長(76)は喜びを口にする。

次世代につなぐ

 もうすぐ60周年を迎える同会。清田会長は、「自分が20代の時に結成された団体がここまで続いているのは誇り。これから先、100年でも150年でも、長く続いていくようにしたい」と同会への思いを語り、「次世代へ活動をつなげていきたい」と意欲を見せる。「『楽しくやろうかい』のポリシーのもと、会員の健康と、より良い地域の景観づくりのために頑張っていきたい」

 元気に、明るく、誇りをもって地域のためにこれからも活動を続けていく。