コロナ対策へ40万円寄付

2021/09/02

本村市長(左)へ目録を渡す笠野店長=8月26日

 パチンコ・スロット店のマルハン相模原店(田名)は8月26日、「新型コロナウイルス感染症対策支援寄附金」として、市へ40万円を寄付した。

 寄付金は、同店でパチンコやパチスロを遊技して獲得した玉やコインの一部を顧客有志から募ったもの。マルハンでは現在、県内にある14店舗のうち、13店舗で同様の取り組みを行っているという。同店は昨年10月にも市のコロナ対策支援へ寄付を行っており、今回が2回目。市は、寄付金を医療従事者に対する医療用マスク、ガウンなどの提供や、新型コロナ感染症対策のための医療設備の充実などに対する補助に活用するとしている。

 8月26日は同店の笠野浩志店長と高橋秀人マネージャーが市役所を訪れ、本村賢太郎市長へ寄付金の目録を届けた。

 笠野店長は「一日も早く平穏な日常を取り戻したいというお客様の思いを少しずつ分けていただいた」と寄付金について述べるとともに有事の余暇産業のあり方に触れ、「ストレスフルな状況だからこそ、ストレスを発散するというのは人間の自然な行動。余暇産業を有事に必要とされるインフラとして確立させたいという思いもあり、こうした取り組みを行っている」と述べた。本村市長は謝意を表し、「マルハン、そしてユーザーの皆さまのお気持ちをお預かりした。寄付は医療従事者のためにしっかり使っていきたい」と話した。