オミクロン株が急速に感染拡大している状況を踏まえ、新型コロナウイルスワクチンの３回目接種について相模原市は、これまで２回目接種から原則８カ月以上としていた接種間隔を18歳以上の全対象年齢で前倒しすると発表した。

　65歳以上の高齢者は、すでに実施中の集団接種と２月12日（土）から開始される個別接種で、２回目接種からの間隔が７カ月以上に、今後３月中旬から４月以降の接種時期で集団・個別ともに６カ月以上に前倒しする。

　18歳から64歳までの人に向けては、集団接種会場の運営日や会場内の接種ブースを増やすなど、早期接種の機会を拡大。高齢者への優先接種以外の予約枠を活用し、２回目接種から７カ月以上経過した人を対象に、11日（金）から集団接種を開始する。３月６日（日）までの接種期間で約４万人分の予約枠を設け、１月29日から予約の受付を開始した（定員に達し次第終了）。３月７日以降の予約受付を開始する時期は未定。高齢者と同様に、３月中旬から４月以降に行われる集団接種において、間隔が６ヶ月以上に前倒しされる予定だ。個別接種の実施時期については優先接種の状況を踏まえ、今後決定される。

　11日以降に実施される集団接種で使用するワクチンは武田／モデルナ社製。交互接種となることについて市は、１・２回目のワクチンと異なるワクチンで３回目接種した場合と、同一ワクチンで３回接種した場合で、効果や安全性、副反応に差が無いことなどをホームページで周知しているほか、接種券（クーポン券）案内を同封している。新型コロナウイルスワクチン接種推進課の有本秀美課長は「交互接種にご理解いただいて、安心して３回目の接種を受けてもらいたい」と市民に呼び掛けている。

　問い合わせや予約はコールセンター【電話】０５０・５４４５・４３５７、【電話】０５０・５４４５・４３５８、【電話】０５０・５４４５・９８３７、【電話】０５０・５４４５・９８３８。