感謝状を受けた古田さん（中央）

　特殊詐欺の被害を未然に防いだとして相模原警察署（森元博署長）は１月14日、淵野辺駅前郵便局（今井英史局長）に勤務する古田千鶴さん（46）に対し、感謝状を贈呈した。

　古田さんは昨年12月28日、窓口で困っている70代の夫婦を見かけ「何かお探しですか」と声をかけた。詳しく話を聞くと、「高額療養費の還付をコンビニか郵便局でできると市役所から電話があったので来た」などと話したため、詐欺を疑い、警察に連絡した。

　同署では昨年末、特殊詐欺について注意喚起のＦＡＸを署管内の金融機関に送っており、この日も送信されていた。同局では、その内容を職員に周知していた。

　古田さんは、「療養費の還付金詐欺は多いと前もって勉強していた。また、警察のＦＡＸで改めて意識することができていた」と話し、「自分は大丈夫だとは思わず、被害にあうかもしれないという警戒を常に持つようにして欲しい」と呼びかけた。