昨年開催された「さがみはらSDGsアワード2021」の受賞者取組事例発表会とさがみはらSDGsパートナーによる交流会が9日、オンラインで実施された。
同アワードは、SDGsの理念に沿う優れた活動に取り組んでいる市内の企業や団体などに対する表彰制度。昨年10月の表彰式では相模原市長賞の「田名小PTA」をはじめ5団体が受賞者に名を連ねた。今回、受賞団体の取り組みを知る機会として発表会が企画された。当初は会場を用意しての開催が検討されていたが、コロナ禍の影響で会議アプリ「Zoom」を使用したオンライン参加と動画共有サイト「YouTube」によるライブ配信に切り替えた。
発表会には40人がZoomで参加し、25人が動画を視聴。まず「田名小PTA」がバナナの茎を使った再生紙による卒業証書カバーやしおりの製作、缶バッジでの児童へのSDGs啓発などの取り組みを発表。「HAYAMI」は無農薬無添加で土に返る草ストローの普及、「ファイブスター」は市民から寄付された図書を貸し出し人のつながりを創出する街角図書室オリオンの運営などについて説明した。最後に、相模湖周辺で間伐などによる森林整備に取り組むボランティア団体「緑のダム北相模」が活動発表を行った。
交流会で意見交換
発表後はZoom参加者のみで交流会が開かれグループに分かれて各自が取り組みを紹介。参加者からは「子どもたちがSDGsについて学べる機会を提供することが重要」「一過性のものにせず取り組みを継続することが重要」といった意見が出た。市SDGs推進室は「市内でSDGsに取り組む企業や団体が互いを知る良い機会となった。これを機に新たな連携が生まれることを期待する。今後もパートナー間の交流の機会を提供していきたい」と話した。
発表会の様子はYouTube「相模原SDGsチャンネル」(【URL】https://www.youtube.com/channel/UC_tihb6fgrLold7Zw7JHYdA)で視聴できる。