相模原・矢部マップを作成 高齢者外出時の手助けに

2022/03/03

マップを手に持つ実行委員

 中央地域包括支援センターが主催する「中央地区地域ケア会議」の地域づくり部会はこのほど、相模原5・6丁目、矢部1丁目の「お出かけマップ」を作成した。

 民間事業所の確認を経た上で使用できるトイレやベンチ、AED(自動体外式除細動器)など高齢者が外出時に必要な情報を地図にまとめたもので、家での「閉じこもり」の予防を目的としている。

 2018年から、地区内を4つ(矢部・相栄・千代田中央・相模原)に分け、小地域ごとのマップを作成。今回は第4弾となる。

 昨年10月に地区の民生委員や介護事業所、西門商店街など10団体30人で実行委員会を結成。各団体に掲載を交渉しながら白地図に情報を落とし込み2月21日に完成した。マップは3月1日から自治会回覧や民生委員を通じた戸別配布を行っている。3月22日(火)に東町連合自治会館で開催予定の「ふれあいいきいき広場」でも配布する予定。

 民生委員で相模原5丁目を担当する中里良治さんは、「相模原5丁目自治会が解散したあと、地域の情報が伝わっていない家庭も多いのでは。このマップを機に情報が少しでも伝われば」と話した。

 マップに関する問い合わせは同センター【電話】042・730・3886。