田名小学校 本で「SDGs」学ぼう 図書室に新コーナー

2022/03/03

(上)しおりを手に笑顔の佐藤さんと本を紹介する細川さん(下)児童に人気のしおり=2月22日、田名小学校

 田名小学校(小泉勇校長)の図書室にこのほど、SDGs(持続可能な開発目標)に関する本が集まる「SDGsコーナー」が誕生した。

 「SDGsについて子どもたちにより触れてもらいたい」という思いから、同校PTAがSDGs関連の図書約40冊を同コーナーに寄贈。小泉校長は「SDGsに特化した本はこれまでなかったので備えていただきありがたい」と話している。

しおりの進呈も

 これまでも6年生に向けた「SDGs特別授業」や再生紙「バナナペーパー」を卒業証書に取り入れるなど、積極的にSDGsの推進に取り組んている同校のPTA。同コーナーの完成に合わせて、バナナペーパーを使用した「SDGsしおり」も作成した。「これからも本をたくさん読もう」と記された4色展開のしおりは、同コーナーの本を借りた児童に進呈されるノベルティとして人気を博しているという。

 図書委員の佐藤昇太さん(6年)は「普通の紙とは違うレアなしおりにみんな喜んでいて、本を借りていく人が多い」と話すと、細川冬偉(とうい)さん(同)は「本の内容はためになるし、面白く読めた。SDGsが広がるきっかけになるといいな」と期待を込めた。