大島小5年生 児童が考案「ステラスク」 地元スポーツ文化に貢献

2022/03/17

 相模原市立大島小学校(大木真理校長)の5年生が、「スポーツで幸せな地域を創る」を目標にノジマステラ神奈川相模原を応援する菓子『ステラスク』を考案。地元菓子店の協力のもと3月11日に完成品のお披露目が行われ、27日(日)にはスタジアムで販売される。完成品を前に児童らは「すごくいい。絶対売れて有名になる」と期待を込めている。

 『ステラスク』を考えたのは同校5年2組(31人)の児童。同校の総合的学習で「相模原の文化」をテーマに掲げ、中でも2組では「スポーツ文化」に取り組んだ。具体的な取組を探る中で、ローソン・スリーエフ相模原富士見町店(中央区)を営む渡邊康弘さんから「オリジナル商品『SC相模原せんべい』を創りチームの認知度向上につながった」という話を聞き、「同じサッカーのノジマステラを盛り上げよう」と相談。様々な開発アイデアが出た中で、「ラスク」に決めた。

 早速チームに打診すると、中央区の洋菓子店「花みずき」を紹介してくれ、同店にラスク制作をお願いしたところ快諾。児童らのアイデアを取り入れた『ステラスク』がこのほど完成し、11日に5年2組の教室でお披露目された。

 完成品は、ラスクに同チームのロゴやエンブレム、マスコットキャラクターのももちゃんがプリントされた4種。児童らは商品を見た途端歓声を上げ、「すごくいい!」「これ絶対売れるし、有名になるよ!」と絶賛。笑顔に包まれた。

 花みずきのオーナーシェフ伊藤忠重さんは、「ラスクは通常作っているがプリントを施すのは初めてだったので調整しながら進め、思い通りにはできた」と話す。

 お披露目に立ち会った(株)ノジマステラスポーツクラブの古薗雄士さんも、「子どもたちが考えたものが協力し合うことで形になり、うれしい。起爆剤になるようチーム自体ももっと広めていきたい」と喜ぶ。

 担任の佐藤岬貴教諭は、お披露目式の最後に「素晴らしい商品ができましたが、これはまだ通過点です。このステラスクをきっかけに皆さんでどんどんノジマステラをはじめ相模原のスポーツ文化を発展させていきましょう」と呼び掛けた。

 『ステラスク』は、ビニール袋に商品説明と選手サイン、試合日程が入ったカードを同封。(株)イノウエ(鳥屋)提供の津久井の伝統工芸品の組紐(ノジマステラのイメージデザイン)で閉じて、3月27日(日)に試合会場の相模原ギオンスタジアムで販売される。