市の観光振興やシティセールスを担い、地域の魅力を市内外へＰＲする２０２２年度の相模原市観光親善大使がこのほど決定した。３月29日に市役所で委嘱式が行われ、同大使事業運営委員会の梅津賢一運営委員長（相模原青年会議所理事長）から委嘱状とたすきが手渡された。
市にゆかりのある著名人が務める「市名誉観光親善大使」には、市内出身・在住で宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）宇宙科学研究所の津田雄一さんが新たに決定。緑区出身のお笑いタレント・タブレット純さん、中央区在住のラジオパーソナリティー・野村邦丸さん、市内出身のモデルの冨永愛さんと俳優の稲葉友さんは昨年度に引き続き就任した。委嘱式に出席した津田さんは「私自身、相模原出身で親しみがあり、わくわくしている」と心境を述べ、「相模原にあるＪＡＸＡに世界から科学者が集まり、新しいミッションを立ち上げているということを通じ、市民、特に若い人たちに宇宙科学の魅力や、（相模原市が）最先端技術とつながっている場所だということをうまく伝えていけたら」と抱負を語った。
一般公募で26人の中から選ばれた第16代市観光親善大使は中央区在住の嵐桜さん（21）と藤木杏奏音さん（21）、緑区在住の宮本諒子さん（32）の３人。昨年度就任し特例により任期を延長した第15代同大使の勝目麻友さん（21）、吉原あさひさん（20）と共に、市の魅力を発信していく。
昨年度新設された「市特別観光親善大使」は、飼い主と共に緑区のキャンプ場を頻ぱんに訪れ動画配信サービスなどで話題のカワウソ「アティ」と、小惑星探査機はやぶさ２のマスコットキャラクター「はやツー君」が継続する。
任期は名誉・特別大使は25年３月、親善大使は来年３月まで。なお、市終身名誉観光親善大使には元Ｆ１ドライバーで、自転車ロードレースチーム「Ｔｅａｍ ＵＫＹＯ ＳＡＧＡＭＩＨＡＲＡ」を率いる片山右京さんが２００７年から就任している。