青工研 「メタバース」総会に挑戦 「変革元年」へ 新たな船出

2022/04/28

メタバース会場の画面。右上は参加者にあいさつする南会長

 満45歳以下の経営者らが所属し市内経済の課題などを研究する「相模原市青年工業経営研究会」(青工研)の第42回通常総会懇親会が12日、インターネット上の仮想空間「メタバース」で開催された。

 総会懇親会ではオンラインツール「oVice」を会場に、それぞれ異なる場所から参加者がインターネットを介して接続。会場に入った参加者は丸型のアイコンとして表示され、会場内を自由に移動しながら場内にいる他の参加者とオンライン上で会話を楽しむなど交流を深めた。

 2022年度の会長に就任した南篤史さんは総会懇親会の冒頭のあいさつで、統一テーマを「顔になれ」、スローガンを「チャンス到来」と発表。長引くコロナ禍や世界情勢の緊迫が経済界に大きな影響を与えているとした上で、「青工研変革の元年にしたい。世界が変わるチャンスで、『顔になる』成果にこだわる1年にする」と、舵取りに向けて抱負を述べた。加えて、会場をメタバースにした理由を「コロナ禍でも多くの人に参加してもらいたかった。この懇親会もチャンスと捉えている」と話し、新たな挑戦と改革への意欲をみなぎらせた。