ツアーオブジャパン 3年ぶりに有観客レース 5月21日 区内を滑走

2022/05/12

国内を拠点にする16チームが区内を滑走する(写真は昨年のレース)

 国内で最大規模の自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)」の相模原ステージが5月21日(土)、区内を舞台に開催される。コースは橋本公園をスタートし、宮ケ瀬ダム周辺道路を周回する約112・3Km。「昨年は観戦自粛だったため、今年こそはトップレベルのアスリートの戦いを生で見てほしい」と同実行委員会は期待を寄せる。

 TOJは、国内のレースでは唯一の都府県をまたぐレースで、日本版「ツール・ド・フランス」とも呼ばれる。例年は8ステージで行われるが、今年は4ステージで開催。相模原のほかに信州飯田、富士山、東京ステージが開催される。昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて会場、沿道での観戦自粛を呼びかけ。今年は感染対策を講じた上での有観客開催の予定で、2019年以来、3年ぶりに間近で観戦できるレースとなる。

力強いペダリング

 今大会は午前8時50分に橋本公園をスタート。直後は、先導車とともに低速で並走するパレード区間で相原台、川尻を通過する(国道413号〜県道510号)。その先の小倉橋(旧)で実際のレーススタートとなり、串川橋からは、関、鳥屋出張所、宮ケ瀬ダム入口を反時計回りに7周する周回コースとなる。フィニッシュは鳥居原ふれあいの館。昨年と同じコースだが、周回コースの進行方向が今年は反時計回りとなる。

 実行委員会の担当者は「周回コースが反対になったことで、串川から鳥屋に向けてのコースが上り基調になるため、選手の力強いペダリングは見応えがあると思う。そして、フィニッシュに向けては急な上り坂なので、勝負どころで白熱した展開が期待できる」と話す。今レースにはホームタウンチームの「Team UKYO SAGAMIHARA/チーム右京相模原」も参戦する。

 沿道での観戦について実行委員会では、感染症対策のため大声での応援や密集は避けるように呼びかける。さらに、「事故につながるため、選手には触れないでほしい」と話す。

 フィニッシュ地点の鳥居原ふれあいの館では、大型ビジョンでのレース観戦や飲食、アトラクションなどを楽しめる。大会当日は、宮ケ瀬湖畔園地そばの水の郷第1・2、小中沢駐車場から、シャトルバスが運行される。

周辺道路も制限

 当日は交通規制が行われる。橋本公園周辺は午前6時から10時頃まで、国道413号から県道510号の直線コースは午前8時30分から9時10分頃まで、宮ケ瀬ダム周辺の周回コースは午前8時30分から正午頃まで通行不可となる。さらに、周辺道路も通行制限があるので、詳細は市コールセンター(【電話】042・770・7777)、または、市HPで確認を。

 ※新型コロナの状況で内容は変更の場合あり。市HPなどで確認を。