はやぶさWEEK 宇宙に親しむ9日間 市内各所でイベント開催

2022/06/16

【上】12日に設置される予定のガンダムマンホール蓋【下】クイズラリーで当たる賞品の一例

 「はやぶさの日」である6月13日にちなみ、毎年多くの関連企画で盛り上がりを見せる「はやぶさの日イベント」が今年も開催される。6月11日(土)から19日(日)を「はやぶさWEEK」とし、12日(日)にJR淵野辺駅南北自由通路でオープニング式典を実施。式典後には人気アニメ「機動戦士ガンダム」をモチーフにしたマンホール蓋の設置なども予定されている。

 「はやぶさの日」は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)相模原キャンパスで開発された小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還した2010年6月13日を記念して制定。今年で11回目を数える。相模原市はこれまでもJAXAと連携して宇宙教育に取り組んだり、イベントを開催するなど「宇宙とつながるまち さがみはら」をテーマにまちづくりを進めてきた。

 淵野辺駅改札口前を会場に12日の午前10時から行われる式典では、「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星リュウグウのサンプルレプリカと機動戦士ガンダムに登場する「ガンダム」「ザクII」がデザインされたマンホール蓋をPRする看板が披露される。蓋は今年3月にバンダイナムコグループから寄贈されたもので2つあり、ガンダムとはやぶさ初号機を組み合わせた蓋は、式典後に同駅北口を中心とする商店街・にこにこ星ふちのべ商店会内に設置される予定。もう1つのザクIIと小型月着陸実証機SLIMを組み合わせた蓋はJAXA相模原キャンパス前に同日設置される。

 同駅デッキ下では商店会主催の「にこにこバザール」が式典と同時開催され、はやぶさ関連グッズや地元店のグルメなど8ブースが並ぶ。午後6時まで。同商店会の森光雄一郎会長は「天文ファンが訪れることで街の活気につながる。『宇宙に一番近い町』淵野辺で催しを楽しんで」と呼びかけている。

クイズラリーも

 はやぶさWEEK期間中に地域を周遊してもらおうと市は、淵野辺駅からJAXA相模原キャンパスまでの道のりを舞台にした「宇宙へと続く道クイズラリー」を開催する。同商店会をスタート地点に、駅南口方面の歩道に貼られた案内路面シートを辿ってJAXAや市立博物館を巡りヒントを探しながらクイズを解く。さがみはらファンサイトを通じて回答すると、宇宙に関する賞品が抽選で当たる。市担当課は「JAXAが相模原にあることで市へ愛着を持ってもらうとともに、市外にも魅力をPRしたい」と話している。

 この他にもJAXA相模原キャンパスや市立博物館など各所で期間限定イベントが開催予定。詳細は市の特設サイトで確認できる。「相模原市 はやぶさ」で検索を。