「事件」風化に歯止め 障害の理解促進事業実施

2022/07/21

相模大野図書館3階の特設コーナー

 相模原市は2016年7月に発生した津久井やまゆり園事件を風化させない取り組みを実施。現在市内3つの図書館(市立、橋本、相模大野)で障害に関する図書やパンフレットを展示している。7月31日(日)まで。

 7月14日と15日には、市役所1階ロビーで市内の障害者福祉サービス事業所で施設利用者らが製作したパンや菓子、小物雑貨の販売が行われた。販売会には市障害福祉事業所協会と市障害者地域作業所等連絡協議会に加盟する団体が出品した。同所での販売会は12月の障害者週間の期間中にも予定されている。

 市内の約5300の事業所には、障害者差別解消に向けた合理的配慮に係る事例集を送付した。合理的配慮とは障害者が日常生活を送る際に支障となる事柄を取り除くための対応のこと。昨年の障害者差別解消法改正で、民間事業者も2024年までに義務付けられている。