谷口台小3年生 児童の絵がラベルに 救急の日に缶詰発売

2022/09/15

採用されたイラストを持つ児童(上)とオリジナル缶詰を持つ岡本さん

 市消防局と区内飲食販売店の豊国屋(新戸)がコラボレーションした商品「津久井在来大豆蒸かし豆119」が、9月9日の救急の日に発売された。商品は蒸かし豆を入れた缶詰で、商品ラベルは谷口台小学校3年生の児童が描いたイラストが採用されている。

 両者がコラボした商品は、相模原の特産品である津久井在来大豆を育て、オリジナル商品を作っている豊国屋の岡本政廣さんが提案し、消防局と企画したもの。

 岡本さんは今年度、同校3年生の児童を対象に総合的な学習の時間で、大豆の種類や歴史、津久井在来大豆の特長などを講義している。そのため、商品のパッケージデザインにする消防局に関するイラストを3年生に描いてもらった。

 児童らは救急車や消防車、豆を擬人化したキャラクターなどを描き岡本さんに提出、今回8人の児童の絵が採用さた。選ばれたのは外池直樹さん、若松葵さん、池田梨紗さん、平詩織さん、伊藤朱里さん、ダォドゥックズイさん、峰島小乃楓さん、石井海登さんの8人。児童らは「自分の絵が選ばれてうれしい」「商品を買いに行く」「消防署の人はかっこいい」などと話していた。

 豊国屋の岡本さんは「児童は上手に一生懸命描いてくれた。消防や救急に関心を持つきっかけになってほしい。缶詰は非常食として保存してもらえれば」と話した。

 ラベルには市の消防情報を確認できるようホームページにつながる二次元コードも印刷されている。販売数は1000個。1個〜3個セットまであり、1個486円、2個セット1188円、3個セット1728円(税込/2個以上は化粧箱付)。豊国屋、sagamix、ベジたべーな、津久井湖観光センターで販売している。