市民吹奏楽団 全国コンクールで金賞 出場機会4回連続で

2022/11/10

表彰状とトロフィーを手にする団員=同楽団提供

 相模原市民吹奏楽団(友田幸男団長)は、10月30日に北九州市で行われた「全日本吹奏楽コンクール」(職場・一般の部)で金賞を受賞した。同コンクールに出場したのは4年ぶり9回目。ここ4回の出場機会ではいずれも金賞に輝いている。自由曲は、今年5月に行った第40回記念グリーンコンサートで初披露した「見晴るかすサーガ」を演奏した。友田団長は「コンクール以上に、地域での演奏活動を重視してきた楽団。そんな中で結果が出せてうれしい。全員の気持ちをそろえることができ、若手が頑張ったおかげ」と笑顔。審査委員からは『立体感のある演奏で、音楽表現が豊か』といった講評を得た。

「全体で良い音」奏功

 同楽団は、高校生・大学生を含む約70人で構成される。友田団長によると、都心や横浜に働きに出ている人も多いため、他の楽団に比べて練習時間は限られるという。「青山学院大学の駅伝の原晋監督の方針と同じく、1人が突出するのではなく、全体で良い音を出すことを今年のテーマとした」と友田団長。それが奏功したようだ。

 同コンクールに先立ち、10月26日には本村賢太郎市長に出場報告を行った。

 本村市長は「シビックプライドの醸成にもつながるので、ぜひ活躍して良い成績を収めてほしい」と激励していた。