DeNAベイジュニア 岩佐君がメンバーに 市内から唯一選出

2022/11/24

長打力が魅力の岩佐君

一般社団法人日本野球機構とプロ野球12球団が主催する「NPB12球団ジュニアトーナメント」に出場する「横浜DeNAベイスターズジュニア」のメンバーに双葉ニュースターズに所属する岩佐楓人(かいり)君(双葉小6年)が市内で唯一選ばれた。

大会は、子どもたちがプロ野球への夢という目標を身近に持てるように、との思いから2005年に創設された。今年で18回目を迎える。子どもたちはプロ野球選手と同じユニフォームを着用し、プロ野球が開催される球場で試合を行う。12球団がそれぞれ選考会を開き、メンバーを選出している。

ベイスターズジュニアの選考会には、県内の小学6年生を中心に約960人が参加。岩佐君は見事最終16人に選ばれた。岩佐君は「3次選考会の紅白戦で打てず、落ちたと思ったのでうれしかった」と笑みを浮かべた。

自ら転向希望小2から捕手

岩佐君は4人兄姉の3男。5歳年上の兄の背を追いかけ、年長だった6歳の時に双葉ニュースターズに入団。外野や三塁手などを経た後、自らの希望で憧れの読売ジャイアンツ・小林誠司選手と同じ捕手に転向。2年生から捕手として試合に出場するなどその力を発揮している。

6年生ながら身長163cm、体重76kgとがっししりした体格が示す通り自らの長所を「長打力」と語る岩佐君。2人の兄に倣って左打ち(右投げ)に変え、自宅では重い木製バットにさらに重りをつけて毎日300回の素振りを行うなど、パワーアップのための練習を欠かさない。目標の選手は今年3冠王に輝いた村上宗隆選手(東京ヤクルトスワローズ)。

双葉ニュースターズの瀬戸稔監督からも「攻守の面ではもちろん人としてのキャラクターを含めてチームの精神的支柱」と信頼が厚い。

大会の目標を「優勝」と語る岩佐君。チャンスでの打撃やピンチで苦しい時の投手のリードに加え「先頭に立って盛り上げていきたい」と自らチームを引っ張っていく意気込みを見せた。

大会は12月27日(火)から29日(木)まで明治神宮野球場と横浜スタジアムで開催される。