大野南中小池優華さん 音楽コンで2年連続快挙 演奏家の登竜門 全国2位

2022/12/22

霧島音楽祭の賞状を手にする小池さん

 市立大野南中学校(南区文京)3年の小池優華さんが11月24日、横浜市で開かれた歴史ある学生音楽コンクール「第76回全日本学生音楽コンクール」に出場し、中学生フルート部門で2年連続の2位に輝いた。

 同コンクールは多くの音楽家を輩出しており、これを機に演奏の機会が増えるなど、小学生から大学生までが入賞を目指している。

 小池さんは1年の時は予選敗退だったが、昨年初めて全日本に出場し2位を受賞した。昨年を上回る結果を求めて臨んだ今回はアンドレ・ジョリヴェの「フルート協奏曲」を演奏。結果は2位だったが小池さんは「満足のいく演奏ができたので悔いはない」と胸をはった。「難しい曲に挑戦し成長できたと思うので良かった。昨年はとても緊張していたが楽しみながら落ち着いてできた」と振り返った。

数々の大会で受賞

 3年生になった今年、フルートの技術を上げようとさまざまな大会に出場した小池さん。第24回日本ジュニア管打楽器コンクール(フルート部門中学生の部)、第8回刈谷国際音楽コンクール(フルート部門中学生の部、第18回仙台フルートコンクール(中学生の部)で1位を受賞した。

 中でも技術的・人間的に自立した音楽家を養成する「第43回霧島国際音楽祭」で霧島国際音楽賞と堤剛音楽監督賞を受賞したことが大きな成長につながったという。「まさかこんな賞を頂けるとは思っていなかった」と喜びを語る。「学校生活が楽しくフルート練習の気分転換となる」と話していた小池さんも卒業間近。「大会に出ると応援してくれる友達や家族、先生にとても感謝しています」と話した。