学生服で未来を応援 リユース店がオープン

2023/04/13

制服がずらりと並んだ店内を紹介するスタッフ=4月3日

 不要となった学生服を回収し安く販売する「学生服リユースショップ さくらや相模原店(相模原3の1の10の2階)」がこの春オープンした。

 ずらりと並ぶさまざまな学校の学生服は、地域住民らの寄付により集められたもの。学生服が市内の施設や店舗などに設置している「ツナグ回収ボックス」に投函されると、同店スタッフが回収へ。就労継続支援A型事業所で手入れを行った後、手頃な価格で販売する。回収した学生服の想定査定金額は、内閣府が運営する「子供の未来応援国民運動」や「相模原市子ども・若者未来基金」などに寄付し、子ども食堂の運営などに役立てられる。また同店は「ランドセル譲渡会」も実施しており、寄付されたランドセルを店頭やイベントで無料で手渡している。スタッフは「約1年かけて準備した。買い取りのお問い合わせをいただいたのに、在庫がそろわずお断りしてしまったことが悔しくて回収に力を尽くしてきた」と振り返り、「1人でも多くの方に学生服をバトンタッチできるように」と意気込みを述べた。

 現在、「ツナグ回収ボックス」は市役所、緑区・南区合同庁舎、各まちづくりセンター、一部公民館に期間限定で設置されている。5月15日(月)までを予定しており、設置場所の一覧は市が運営するWEBサイト「SDGs one by one」から確認することができる。

ニュース提供元:株式会社タウンニュース社