市内ロケ地をマップに さがみはらFCが公開

2023/04/27

公開されているマップ。さがみはらフィルムコミッションのHPから見ることができる

 相模原市内でテレビや映画に登場した「ロケ地」がインターネット上のマップで公開されている。ロケ撮影の窓口となる団体「さがみはらフィルムコミッション」(FC)による取り組みで、主に2022年度に撮影が行われたおよそ50カ所をFCの「グーグルマイマップ」に表記している。FCは「作品を通じて相模原を知るきっかけになり、地域振興につながれば」と期待する。

撮影 年間80カ所

 『HERO』『ゼロの焦点』…これまで数々のテレビドラマや映画作品が相模原で撮影された。FCによると、制作会社などからの問い合わせは年間500件ほどあり、昨年度は合計約80カ所がテレビや映画、コマーシャルの舞台となった。

 例年このような実績があることからFCは昨年夏、相模原とFCの活動を知ってもらうためにロケ地マップの作成を計画。当初は「紙ベース」だったが、支援作品が増える度に更新では紹介が遅くなるため、「旬のうちに」とデジタルで公開することにした。

 公開は4月に始まり現在、ドラマ『孤独のグルメseason10』の「よしの食堂」(緑区)、バラエティー『バナナマンのせっかくグルメ‼』の「三段の滝展望広場」(南区)など、昨年度のロケ地の一部が紹介されている。

 「津久井湖にかかる三井大橋は、その隣に歩行者用の橋があるため車の走行シーンが撮りやすいようです。麻溝公園の大花壇周辺はドラマの事件現場として人気です」と担当者。また、ロケ地になったことをきっかけに「行列ができる」店舗に変貌するところも少なくないそうで、「『ここで作品の撮影があったんだ!』と発見し、相模原を知るきっかけになればいいなと思っています」と期待する。今後は過去の撮影地を遡って掲載していく考えという。

ニュース提供元:株式会社タウンニュース社