相模原商工会議所 50周年の節目祝う 「地域とともに変革」

2023/05/25

あいさつをする杉岡会頭

 相模原商工会議所が設立50周年を迎え、5月16日にあじさい会館で記念式典が行われた。同商議所役員や行政の関係者、永年会員ら約400人が参加し、華やかに節目を祝った。

 杉岡芳樹会頭はこれまでの歴史を振り返り「この50年は決して順風満帆ではなく、先人たちは数々の困難を乗り越え歴史を紡いできた。現在もウクライナ侵攻や物価高など多くの課題があるが、次の50年に向けて時代に対応しながら歴史を築いていく」と語った。

 祝辞の席に立った経済産業省関東経済産業局の小澤元樹次長は「事業所に寄り添った対応で、地域活性化に重要な役割を果たしている」と同商議所の活動を称え、経産省として地域の事業者を支援していく姿勢を示した。

 県産業労働局の河鍋章局長は「地域に根差した活動で市の産業発展に尽力されたことに敬意を表する」と述べ、県による事業所支援事業や中小企業の経営環境改善などの取り組みを紹介した。

 別の公務があった本村賢太郎市長も駆けつけ、森多可示副市長(当時)や日本商工会議所の塩野裕総務部長、神奈川県商工会議所連合会の上野孝会頭らもあいさつする場面があった。

 式典では同所のあゆみを振り返る映像が上映されたほか、「50周年記念特別表彰」として323の事業所に永年会員表彰が行われた。代表として東邦電子株式会社(緑区西橋本)の河本悟代表取締役社長が表彰状を受け取った。

 式典の最後には秋森三男副会頭が将来の活動指針となる「創立50周年記念式典宣言」を力強く朗読。会場からは大きな拍手が起こった。

 同所は1973年4月、前身である「相模原市商工会」を発展する形で設立。現在は約4600の事業所で構成されている。

ニュース提供元:株式会社タウンニュース社