ふれあい科学館 リニューアルから10年 来場者400万人へ

2023/06/22

魚のオブジェが来場者を迎える同館のエントランス

 淡水魚や両生類、水生昆虫などを飼育・展示している「相模川ふれあい科学館アクアリウムさがみはら」(中央区水郷田名)は、(株)江ノ島マリンコーポレーションの指定管理によるリニューアルオープンから10年目の節目を迎えた。

14年に再スタート

 同館は、1987年11月に開館。当初は川の生き物や、川を利用する科学・技術を紹介する展示を中心としていた。2014年3月26日、人と川とのつながりや環境保護、人々の交流を促進するための機能を付加し、「相模川に集い、親しみ、楽しく学ぶ交流拠点」を掲げてリニューアルオープン。水族館としての機能をアピールするため、愛称「アクアリウムさがみはら」を加えて再スタートを切った。

 現在は、相模川とその周辺に生息する淡水魚を中心に、約100種類の生き物を展示し、相模川の持つ魅力と豊かさを紹介している。川魚に餌付け体験ができる「お魚にごはん」や、「ものづくりワークショップ」など、独自の事業が人気を集め、子どもから大人まで幅広い世代に親しまれている。来場者数はまもなく400万人に達する見込みだ。

 同館スタッフの小早川義彦さんは「指定管理のスタートから10年と、来場者数400万人という節目を迎えられるのは来てくださる方々のおかげ。これからも、お客様に楽しんでいただけるものを提供し続けたい」と意気込みを話した。

ニュース提供元:株式会社タウンニュース社