清新中 社会人招き職業講話 夢を考える機会に

2023/07/06

雨宮さんの話を真剣に聞く生徒

 清新中学校(小泉勇校長)で6月23日、キャリア学習の一環として、進路や職業を学ぶ職業講話が行われた。コロナ禍で実際の現場に出向く職業体験が行われなくなったことから始まった企画で、同校では昨年に続き2回目の開催。

 同校2学年は「個性と夢」を探求課題とし、自分の個性や夢を知り将来についての考えを深められるようにという目的の下、学習に励んでいる。今年はサッカースクールコーチや調理師、テレビ番組制作者など9人が講師として教壇に立ち、それぞれが仕事についての講座と質疑応答を行った。

 講師役のひとり、NPO法人文化学習協同ネットワークの雨宮健一郎さんは、団体を立ち上げた理由や実績を具体例を交えながら説明。話を熱心に聞いていた生徒の大作柊太さんは「人のために働くのはかっこいい。自分もやってみたいと思った。将来に不安があったが、つらいことだけではなく楽しいこともあるとわかり、社会人生活が楽しみになった」と話し、黒澤来翔さんは「社会の厳しい話もあたたかい話も聞けて良かった」と話した。

 町田調理師専門学校の土橋一輝さんは、鯛を船盛にしていく過程を披露した。その鮮やかな手つきに生徒たちの目は釘づけに。生徒からの「習ってから何年くらいで極めましたか」という質問に対し、土橋さんは「極めるにはとても時間がかかる。色々なことにチャレンジして、続けられる仕事を探してみて」と答えた。

ニュース提供元:株式会社タウンニュース社