橋本七夕まつり 4年ぶりの通常開催へ 「ここから新たな歴史を」

2023/07/27

今年のポスターを手に来場を呼び掛ける江成実行委員長

 橋本地区で盛大に行われるイベントの1つ、橋本七夕まつりが8月4日(金)から6日(日)までの3日間、JR橋本駅北口エリアを中心に開催される。今年はコロナ禍を経て4年ぶりの通常開催となる。祭りへの思いや見どころを江成藤吉郎実行委員長に聞いた。

 橋本七夕まつりは1952年、戦後復興のために始まったイベント。今年で71回目になる。4年ぶりの通常開催へ江成実行委員長は「戦後復興のために始まった祭りという初心に返り、1からやり直すような思いがある。ここから新たな歴史を積み重ねていきたい」と力を込める。

 毎年、8月の1週目に開催されるが、2020年、21年と新型コロナウィルス感染症の影響で中止に。昨年は第70回という節目の年で開催に踏み切ったが、杜のホールはしもとでの式典とステージ発表のみに。屋外での催しは一切できなかった。江成実行委員長は「コロナがいつ終わるか分からなかった状況で続けることの大変さを痛感した。何よりも人の心をつかむことが大変。祭りは1人ではできない。普段から多くの人たちとコミュニケーションを取り続けてきたことが今につながっている。つながりの大切さを実感している」と話す。

300本の竹飾り

 前回の屋外開催から4年が経過し変わったこともある。会場は300本の竹飾りで彩るが、今年は竹集めに苦労したという。「4年が経って竹が取れなくなってきているそう。それもあり今年は例年とは違う飾り付けになっているので見ていただければ」と話す。

 やぐらを設置しての盆踊り、神明大神宮の境内ではお化け屋敷、志美津屋前のカラオケなども復活。初開催となるTANABATA MC BATTLE(TMB)など、新たな魅力も発信する。今年のテーマは「GO GREEN」。環境に配慮したイベントを目指し、来場者にはゴミの分別を呼びかける。

 祭りは午後2時から9時まで(6日のみ8時30分まで)。雨天実施、荒天中止となる。イベントの最新情報はホームページ(https://www.hashimototanabata.info/)で確認できる。

ニュース提供元:株式会社タウンニュース社