麻溝公園 スケートボード場開設 市長「相模原を聖地に」

2023/08/24

開所式でデモンストレーションを披露するスケーター

 相模原市は7月29日、麻溝公園(南区麻溝台)にスケートボード場を開設した。東京五輪以降の人気の高まりや市内出身のトップスケーターの活躍を受けたもので、市内2カ所目となる。本村賢太郎市長は「相模原を聖地に」と展望を語った。

 今回新設されたスケートボード場は、広さ約300平方メートル。セクションを含め全てコンクリート素材で整備される。傾斜のあるバンクtoバンク、楕円を切り取ったような形状のクォーターランプ、箱型のマニュアル台など、5つのセクションを設置。高さや傾斜など初心者向けに作られている。

市内スケーターの活躍が後押し

 市内のスケートボード場は、ほかに小山公園ニュースポーツ広場(中央区)がある。白井空良さんや藤澤虹々可さんなど、小山公園でスケートボードを始めた市内出身のスケーターが世界で活躍している。市担当者は「東京五輪以降のスケートボードの盛り上がりや、白井さんたちの活躍があり、2カ所目の整備に至った。専門家の意見を取り入れて設計した。スケートボードを始める人に広まれば」と話す。

 7月29日に行われた開所式では本村市長らが出席。本村市長は「この場が開所し、小山公園の再整備もある。相模原を(スケートボードの)聖地にしたい」と語った。デモンストレーションを披露した副島瑛斗さん(大沼小5年)は「セクションが低く、使いやすい。ここで練習して、白井くんのようにSLSに出たい」と話した。同所の設計に携わった相模原スケートボード協会の内田耕平代表は「こうした場が出来たことはいいこと。利用者の声を聞きながら運営をしてもらいたい」と要望した。

 利用は午前9時から午後8時(10月から3月は4時)まで。入場無料。

ニュース提供元:株式会社タウンニュース社