オダサガ仮装&パレード 過去最大規模に 駅前とサウザンロードで

2023/10/05

フォトスポットの前で来場を呼び掛ける古定さん

 仮装コンテストや飲食ブースで賑わう「おださがロードフェスタ」(同実行委員会/鈴木博雄委員長)が10月8日(日)、小田急相模原駅北口のサウザンロード(相模台商店街連合会)と駅前商業施設ペアナードオダサガ周辺で開催される。サウザンロードでは、仮装や地元中学吹奏楽部員などのパレードを行うほか、模擬店が並ぶ。コロナ下で昨年設置できなかった駅前のメインステージも今年は復活。「過去最大規模」の開催となる。

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 同イベントは、2014年から始まり今回9回目。当日来場者が投票する仮装コンテストや、サウザンロードで行うマーチングバンド、阿波踊り団体によるパレードが見どころとなる。また、サウザンロードには模擬店が約80店舗並ぶ。

 昨年、新型コロナウイルスの影響で設置できなかった商業施設ペアードオダサガ周辺のメインステージも復活。サウザンロード入口、公民館前の3カ所にステージが設置され、ダンスや和太鼓、BMXの実演など約30団体が演舞を披露する。

 規模縮小となった昨年は1日の来場者数としては過去最多の2万人が訪れたという。実行委員のイベント部会長を務める古定謙一さんは、「祭りは地域発展の要。今年はコロナによる規制がなくなるため、過去最大規模でオダサガを盛り上げたい」と意気込みを語る。

「やっぱり祭りが必要」サウザンロードにこだわり

 おださがロードフェスタの始まりは2014年。08年まで小田急相模原駅北口のサウザンロードで開催されていた「相模台夏祭り」の復活を目指し、地元有志が立ち上げた。

 発起人である地元企業三光ホーム(株)(南台)の代表、古定謙一さんは「2日間で15万人が集まる大きなイベントだった。開催を望む地域の声もよく聞いたし、自分も小学生のときよく行っていた祭り。復活させたかった」と経緯を語る。

 だが、当時、サウザンロード沿いの商店で構成される相模台商店街連合会からは、高齢化などさまざまな理由で賛同を得られなかったという。

 同じ頃、サウザンロードでの祭り復活を模索していたのが同じく地元企業である(株)湘興ハウジング(南台)会長で実行委員長を務める鈴木博雄さんだ。当時、自治会長を務めていた鈴木さんも地域の人から祭り復活の要望の話を聞いていた。

 鈴木さんは「地域を元気にするために開催したかった」と当時を振り返る。鈴木さん、古定さん、古定さんの父・勝次さんらが中心となり、駅前商業施設ペアナードオダサガ2階を会場として開催にこぎつけた。仮装をテーマにしたのは、「来場者参加型にしたかったから」という。

 「サウザンロードの開催にこだわりたかった」という古定さん。初回のパレードは、通行止めをせずに歩道を行進した。「通行車や駐車する車に気を付けながら誘導した」と笑う。通行止め許可を取り始めた当初は1、2時間から。徐々に延ばしていった。

 19年、古定さんが同連合会の会長に就任すると商店街からの賛同も得られるように。昨年は、サウザンロードに模擬店を初めて出店した。「『あの頃を思い出した』と泣いて喜ぶ人もいた。やっぱりサウザンロードに祭りは必要。夏祭りには及ばないけど、地元で欠かせない祭りになることを目指したい」と語った。

 日時は10月8日(日)、午前10時から午後6時。仮装コンテストのエントリー締め切りは7日(土)5時まで。仮装パレードは当日申し込みで参加可。問合せは同実行委【携帯電話】080・2298・3001(平日午前9時〜午後5時)。

ニュース提供元:株式会社タウンニュース社