あじさいメイツ 採用に大きな役割果たす こども園に聞く 福利厚生の重要性 

2023/11/23

法人の理事長でもある認定こども園すこやかの小林祐子園長(左)とあじさいメイツを担当する日村君香さん

 市内事業所の福利厚生の一端を担っている(公財)相模原市勤労者福祉サービスセンターのあじさいメイツ。健康診断、地元商店のクーポン券、慶弔見舞金など、さまざまな形で福利厚生をサポートしており、約1500事業所、約2万人が加入している。サービスを利用して40年以上になる幼保連携型認定こども園すこやか(中央区横山)の小林祐子園長にその魅力を聞いた。

「人を大事に」

 約285人の乳幼児が通うすこやかは、1981年にあじさいメイツに加入した。特に健康診断やインフルエンザの予防接種、慶弔見舞金の制度を利用している。職員からは「シーズンを通して内容が充実していてうれしい」という声があり、旅行やいちご狩り、温泉の補助券などの人気が高いと言う。

 加入は採用にも大きな役割を果たしている。小林園長は「この業界は現在なり手が少ない。どれだけ気持ちよく働けるかというのは大事なことで福利厚生はとても重要だと考える。それが人を大事にできているかということにもつながる」と話す。

 さらに、同園を運営する社会福祉法人さがみ愛育会では、障害者が働く飲食店も運営しており「あじさいメイツのクーポン券を使った集客にも一定の効果がある」と続ける。「障害者が社会の中で働いていることを知ってもらう良い機会になっている。職員も仕事に意欲が湧くし、クーポンで来てくれる人もうれしい。みんなが普通に暮らせる社会の一助になっている」と喜ぶ。

キャンペーン中

 現在、あじさいメイツでは加入キャンペーンを実施している。

 対象は相模原市に勤める勤労者とその事業主。12月31日(日)までに加入すると加入人数に応じて最大8万円分の商品券がもらえる。さらに紹介特典もあり。

 同センターでは「雇用の確保、離職率の改善、職場の活性化などで福利厚生を重視する事業所が増えています。また、福利厚生を外部に委託することで業務の効率化を図る事業所もあります。市の外郭団体の運営なので地域密着で安心です。福利厚生の見直しや拡充の際はぜひご検討ください」と呼び掛ける。

 キャンペーンの詳細、問い合わせは同センター【電話】042・775・5505。

ニュース提供元:株式会社タウンニュース社