相模原市スポーツ協会 クラブを経済支援へ 企業とマッチング

2024/02/01

 相模原市スポーツ協会は、市内の小学生スポーツクラブと地元企業をマッチングする「こどもの未来応援スポンサー制度」を今春にスタートさせる。企業が原則として年間10万円の経済支援を行うことにより、子どもたちの持続的なスポーツ環境の確保を目指す。

 同協会は相模原市と連携し、スポーツクラブと地元企業とのマッチングを行いながら事業の制度化を検討してきた。現在は試験的に実施している段階で、サッカー、バレーボール、バドミントンなど9つのクラブと企業とのマッチングが成立している。

 企業はエントリーシートに目を通し、面会などを経て支援先を決定する。エントリーシートのやりとりなどは同協会が仲介する。市は制度の周知や運用のサポートに取り組んでいく。

交流も期待

 同協会によれば、企業がスポーツ活動を経済的に支援するだけでなく、子どもたちが企業と交流することにより、地域への愛着を育むことも目的としている。またユニフォームへの企業ロゴの掲出や、子どもたちによる企業訪問などの実施が予定されている。

 昨年9月に株式会社向洋技研(緑区)とのマッチングを成立させた、バレーボールクラブ「富士見ジュニア」の熊澤真力コーチは「子どもの活動を応援してもらえるのはとてもありがたい。支援金の使い方については(企業と)相談しながら決めていく」と話し、「今後は会社訪問などの交流も行う。この制度がもっと広がり、子どもたちへの応援が力になれば」と期待した。

ニュース提供元:株式会社タウンニュース社