ダムカレーでリニア好機を 市内飲食店に参加呼びかけ

2024/03/28

ポスターを手にする実行委の廣川知典さん(左)と委員長の八木さん

 リニア中央新幹線の開業による経済効果を呼び込もうと、市内の経営者らによるグループが相模原市の名物づくりに動き出した。市内に7つのダムがあることに着目し「第1回ダムカレー選手権」を今年8月に開催する。現在、参加店を募集している。

 企画したのは市内経営者ら23人で構成する実行委員会。「ダムカレー世界選手権〜決壊!華麗なル1皿〜」と題し、宮ケ瀬ダム(緑区)や城山ダム(緑区)など市内に7カ所あるダムにちなんで飲食店にダムカレーを提供してもらう。SNSで最もリアクション(反応)を集めたカレーに「世界一」の称号を与えるという。

 実行委員長で酒販店を営む八木健芳さんは一般社団法人リニア経済協会の副代表を務め、「相模原には名物がない。リニアという大転換期に何もしないわけにはいかないという焦りがある」と語る。同会のメンバーらと相模原の魅力について話していた時、「ダム」が話題に上がった。外国人観光客に日本のカレーが人気があることを知り、「ダムカレー」をテーマに決定した。

 「第三者を巻き込むには共感が重要」と語る八木さん。ダムカレーを食べた人がSNSに投稿し拡散してもらうために、審査基準を「いいね」や「リポスト」などの反応の多さとした。「実際に食べていなくても、投稿に『美味しそう』、『面白そう』と反応することが投票になる。相模原のダムカレーを知ってもらうために、多くの人が気軽に参加できるように」と狙いを話す。

 参加店は市内の飲食店またはダム周辺の飲食店が対象。参加費5000円。申し込み期限は6月末まで。問い合わせは八木さん【電話】080・6617・5300。

ニュース提供元:株式会社タウンニュース社