マーク電子 九都県市表彰に輝く 受賞製品も市に寄贈

2021/11/11

九都県市からの表彰状を本村市長から受け取った大津社長=10月25日、市役所本庁舎

 医療機器などの企画・開発を手掛ける地元メーカー「マーク電子」(橋本台)が優れた産業技術を評価する「九都県市のきらりと光る産業技術」の表彰を受賞したことから、市役所本庁舎で10月25日、式典が執り行われた。

 受賞した製品は「スマート型点滴管理ツール・DR-MARK」。スマートフォンを使い、リアルタイムで点滴の流量が管理できるもので、医療従事者が点滴をする際に負担を軽減してもらおうと開発された。製品の機能性、社会的な有用性の点で評価を受けたとされる。

 式典で大津恭男社長は、コロナ下で相模原のためにできることについて常に考えてきた経緯を明かし、「市はもちろん、日本、世界に役立てられるように展開したい」と展望を示すと、その一つとして同製品をさらに多機能型にしていく可能性に言及した。

 同社から同製品20台が市に寄贈されたのを受け、本村賢太郎市長は「医工連携を進める中、看護師の声に耳を傾けながらニーズを探っていければ。今後も産学官民で取り組めるものは進めていきたい」と話した。