地震峠に標柱新設 「被害にあわないように」

2022/09/15

新しく設置された標柱と案内看板

 関東大震災で山が崩れ16人が生き埋めとなり、亡くなった人を祀っている地震峠(鳥屋)の慰霊碑。その慰霊碑に案内看板と自然災害伝承碑認定標柱が設置されたことを受け、9月3日に披露式が行われた。

 披露式は慰霊碑を管理する自然災害伝承碑地震峠を守る会(小島信彦代表)が主催。本村賢太郎市長のほか、鳥屋地区の各種団体の代表者ら65人が集まり、関係者のみで行われた。

 慰霊碑「大震(たいしん)殃死(おうし)諸(しょ)精(せい)霊碑(れいひ)」は、昨年12月に国土地理院の自然災害伝承碑に登録された。それを受け、同会では伝承活動の一つとして案内看板と標柱を設置した。本村市長、小島代表らの手で除幕が行われると、拍手とともに標柱、案内看板が披露された。披露式を終え、小島代表は「今後も慰霊碑の保存に努め後世に継承し、同じような被害にあう人がいないことを願いたい」と話した。