相模原市 子育て世帯に家事支援 ヤングケアラー等も対象

2022/09/29

市専用サイト

 相模原市は10月1日(土)から、子育て世帯やヤングケアラーのいる世帯などを対象とした家事支援事業を実施する。支援事業者が対象世帯の自宅を訪問し、日常的に必要な家事などを行う。市が設定した基本料金の一部を自己負担することで支援が受けられる。

 対象世帯は相模原市内に住民登録がある人で、【1】出産後半年以内(多胎産婦を除く)で心身の不調などにより支援が必要な世帯【2】双子や三つ子など多胎児を出産後1年以内の世帯【3】ヤングケアラーや子どもを養育している保護者の疾病など家事支援が必要と認められる世帯–となっている。

 【3】は住居近くの子育て支援センターに相談の上、より的確な支援施策が無い場合に対象として認められる。南区は南子育て支援センター(【電話】042・701・7700)に相談を。

食事の準備や洗濯など

 事業は株式会社ニチイ学館や株式会社ダスキンといった民間企業やワーカーズ・コレクティブなどのNPO法人が担い、食事の準備や後片付け、洗濯、掃除、生活必需品の買い物などを行う。利用日は平日(年末年始・祝日を除く)の午前9時から午後5時まで。

利用料は1800円〜

 利用回数は【1】が20回まで【2】が30回まで【3】が必要な期間中、年に48回までなどとなっている(1回あたり2時間以内、1日2回まで)。利用料金(自己負担額)は市が設定した基本利用料金6300円(1回2時間あたり)のうち1800円となる。ただし、実施事業者が設定する利用料金が6300円を超える場合、差額分は自己負担となる。市民税非課税世帯や生活保護受給世帯は利用料が減免される。

 利用料や利用方法は市の専用サイトに公表されている。