「花」やかに新年

2023/01/12

亀ヶ池八幡宮で行われた花手水=1月3日撮影

 上溝の亀ヶ池八幡宮で年始限定の「花手水」(はなちょうず)が行われた。

 中央区役所が地域の魅力づくりの一環として初めて実施したもので1月1日から6日の間、神社の手水舎(ちょうずや)に色とりどりの花を浮かべ、参拝者を喜ばせた。

 この花手水を手掛けたのは相模原にある贈り花専門店「アバンギャルド花木秀」。店舗によると手水にはダリア、菊、ひまわり、スイートピー、プルメリアなどさまざまな種類を用意した。また松やナンテンで正月の雰囲気を出した。担当者は「寒い時期なので見たら温まるようなものを」と、オレンジ系にまとめようとしたが結果的に「ピンク系でかわいらしくなってしまいました」と笑った。区内から訪れた男性は「華やかで驚いた。干支のうさぎも隠れていたりして楽しむことができた」と話した。

 根岸信行宮司は「神社に来て最初に寄るのが、手や口を清める手水舎。そこに花があるのは気持ちがいいはず。参拝者の方から『とてもきれい』という声もよく聞こえてきた」と喜んだ。「来年も実施できれば。あるいは、季節ごとのお花が楽しめるようであれば」とも話した。