相模原市 SDGs推進企業 初認証 地域貢献にも励む5社

2023/01/26

本村市長(前列中央)と認証を受けた5社の代表者ら=1月20日

 相模原市は1月20日、SDGsの理念に基づく事業を展開し、地域貢献活動などに取り組む5つの企業を「さがみはらSDGs推進企業」として認証し、認証書と盾を交付した。認証は同制度の創設以来初。

 今回の認証は、市がSDGsのさらなる推進を目指して昨年7月に創設した「さがみはらSDGsビジネス認証制度」に基づくもの。同制度は「市内に事業所等を有している」「さがみはらSDGsパートナーとして登録をしている」「市が指定する社会・環境に関する公的認証等をそれぞれ1つ以上取得している」「市が指定する地域貢献活動等に2つ以上参画している」「SDGsチャレンジ計画を策定している」の5項目を要件とするもので、市はこの基準を満たす「さがみはらSDGs推進企業」への申請を募集していた。昨年7月から9月までの3カ月間で要件を満たす5社から申請があり今回、創設後初めての認証に至った。認証期間は2026年3月31日まで。

 認証を取得すると、市によるPRや、融資制度での金利優遇などが受けられる。市によれば、地域貢献活動などへの参画を認証の要件としている点で全国的にも特徴的な取り組みであるという。

「地域と」活動へ意欲

 当日、認証を受けた日相建設(緑区日連)、アコック(緑区橋本)、日本板硝子相模原事業所(緑区西橋本)、富士ホールディングス(中央区淵野辺)、奥村組横浜支店(横浜市中区/緑区橋本に事業所)の代表者らが市役所に招かれ、認証式が行われた。本村賢太郎市長は「5社のさまざまな活動に感謝する。市独自の取り組みをさらに進化させたい」とあいさつし、5人に認証書と盾を手渡した。

 認証書を受け取った富士ホールディングスの大久保幸一取締役は、「これからも社員一同SDGsに取り組み、地域の人たちと一緒になって活動していきたい」と意気込みを述べた。