公開練習で順調な仕上がりをみせる中谷選手（９日）
相模原市在住のプロボクサー、中谷潤人選手が２月24日（土）、３階級制覇をかけてＷＢＣ世界バンタム級タイトルマッチに挑戦する。決戦を控えた２月９日、所属するＭ・Ｔボクシングジム（緑区西橋本）で公開練習を行い、報道陣に意気込みを語った。
「１階級上げて王者に挑戦する。スパーリングを沢山こなし順調にきている。減量も順調で体調もよく、いい状態で練習に集中して調整できている。アメリカでの練習は24日に向けていい調整ができた」。練習前の記者会見でそう「順調」をアピールする中谷選手。
約１カ月の米ロサンゼルス合宿を経て５日に帰国したばかり。地元のジムに戻ってからも数多くのスパーリングをこなし、順調な仕上がりを見せた。
中谷選手は「相手は本当に強い王者。タフなのでノックアウトに持っていくには手数が必要」とした上で「一発で取るという気持ちを持てばアグレッシブな戦いになると思う。必ず一発でＷＢＣのチャンピオンとなる覚悟をしっかりとお見せしたい」と勝利を誓った。
２月24日に対戦するのはＷＢＣ世界バンタム級王者のアレハンドロ・サンティアゴ選手（メキシコ）。中谷選手がベルトを奪取すれば、国内で７人目の３階級制覇の快挙となる。