25周年の研究会
相模原商工会議所の内部団体のひとつ、「近未来技術研究会」が今年、創設25周年を迎えた。
「近い将来に実現しうる技術」について学び、自分たちのビジネスに生かしていこうとする集まり。これまでAI(生成AI)、IPS、ロボット、サイバーセキュリティなどをテーマに扱ってきた。昨年秋は台湾の半導体メーカーTSMCへ視察に出向くなどもした。
一方、年に1度、一般市民にも会の存在を知ってもらうとともに会員の知見を広める目的で、講演会を企画している。今年度は脳科学者、茂木健一郎氏を招き3月に開催する(定員につき受付終了)。4代目の会長となる吉田英訓さん((株)ミヨシ・ロジスティックス代表取締役社長)=写真=は「このような機会に我々の取り組みに興味をもってもらえたら。茂木さんの話についてはぜひみなさんの仕事にいかしていただきたい」と呼びかけた。
工業の相模原
なお、同商工会議所には同研究会と「同じ工業系」の組織として相模原市青年工業経営研究会もある。近隣の商工会議所に同様の組織はあまり見当たらず、その点について吉田会長は「それだけ相模原市が工業に力を入れているということでは」と話した。
同研究会は1999年に設立され現在は市内に企業を構える58人が所属している。