変わりゆく花火大会

2024/04/25

 相模原、田名の夏の風物詩である「相模原納涼花火大会」。昨年、節目となる50回を迎えた中、その内容は変わりつつある。

 まず大きな変化は有料化。駐車場については事前にネットでチケットが販売され、チケットがないと車で来場できないようになった。また、観賞では「有料エリア」(市民協賛エリア)が設けられた。限られたスペースの中、定員を設定した(昨年実績)。いずれもその背景にあるのは警備の問題。「何万人もの人が安全に観てもらうには年々強化をしていかないといけない。お金をいただく分、ゆったりと落ち着いて観賞ができるようになったと思います。もちろん河川敷で、無料で観ることもできます」と主催者側は説明する。

 一方、大会自体は「フェス化」も進む。夜に花火を打ち上げるだけでなく、会場周辺は日中から飲食ができ、イベントが企画され「1日」過ごせるようになった。また、ステージではミュージシャンの演奏があり、花火も音楽と一体化した「ショー」として披露される時間帯もある(いずれも昨年実績)。「これからも時代にあわせて変えていく。それはずっとこの大会を続けていきたいから。今年も楽しみにしていただきたいです」

ニュース提供元:株式会社タウンニュース社