相模原HBSA 「練習したい」の受け皿に ハンドボール 部活減少を地域で支える

2026/05/14

4月中旬の練習に集まった子どもたち。練習は週に2回ほど。多い時は40人ほどでプレーする

 平日の夜、週2回ほど市内の中学校や高校の体育館で、ハンドボールを教えている「相模原HBSA(ハンドボールスポーツアカデミー)」。「学校にハンドボール部がない」「部員が少なくて活動が少ない」「もっと練習したい」といった小中学生の声を受けて、約10年ほど前から活動している。

 ハンドボール経験のある教諭らがボランティアで指導。学校や学年の垣根を越えて練習に励んでいる。日ごとに対象カテゴリーが違い、【1】小6と中学生、【2】小学生と中1の日があり、それぞれが好きな日に参加できる。費用は保険代のみ。仲間同士で参加もできる。

イメージは「塾」

 4月に行われた練習には市内外から約30人が参加した。アカデミーでは「部活動の補填(ほてん)」という視点で基礎練習に重きを置いている。指導にあたる中学校教諭の大木敏生さんは「イメージはハンドボールの『塾』。どこのチームでも通用するように、ハンドボールの選択肢が広がるように指導している」と話す。この日はステップワークや1対1、シュート練習などで参加者は汗を流した。

 市内の中学校に通う2年の男子は「先輩に教えてもらい練習に参加するようになった。いろいろな学校の人と仲良くなれて楽しい」と話す。厚木市から参加する中2の女子は「他の学校の人と交流してプレーができるのは楽しい。スポーツ音痴だったけど、ハンドボールがすぐにできるようになって足も速くなった」と成長を実感している。

チーム発足へ

 学校の部活動は、少子化や教師の働き方改革、地域移行など、さまざまな影響を受けている。

 アカデミーの遠藤秀之代表は「特にコロナ禍で、部活の活動に制限が入り、それ以降は相対的に部活の時間が減った。部員も減少傾向にある」と話す。市内大会でも参加校が減っており、複数の学校による合同チームもあるという。

 アカデミーでは、その受け皿として中学生のクラブチームの発足も念頭に置く。前述の2人も「先生が教えてくれるハンドボールは楽しい。チームにも参加したい」と意志を決めている。大木さんは「7人集まれば動き出したい」とし、今後はチームの周知に力を入れる。

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ニュース提供元:株式会社タウンニュース社