優良認定住宅の建築をはじめ、長く安心、快適に暮らせる住まいづくりを手掛けているのが、南区新磯野の座間木工有限会社。2022年10月に70周年を迎えたのを機に、長年代表を務めていた二代目の安藤宏さんから、息子の安藤克行さんに代替わりしたばかりです。義理の兄である取締役の沖義也さんが建築士として図面を引き、克行さんが大工として現場の指揮をとります。創業以来、こだわり続けているのは「材料」の品質。克行さんの祖父が、材木店として歩んでいた時から変わらない姿勢です。掲げるのは「未来へ繋がる住まいづくり」。伝統的な木造在来工法に現代の技術を取り入れながら来世へ受け継がれていく家づくりを目指しています。

　そして、もう一つ同社の魅力が、「親身になってとことん寄り添う」姿勢です。例えば、大手ハウスメーカーでは、担当ごとに細かく分業されているところが多いため、途中で変わった担当者とコミュニケーションが合わなかったり、意思疎通に時間がかかってしまったり、アフターフォローが不十分といったケースがあります。一方、同社では、家族経営による少数精鋭ですので、見積もりから竣工、アフターフォローまで親身になって対応してくれます。ときには、工事ではなく収納方法で解決する提案も。同社で収納整理アドバイザーを務める沖安子さんは、「無駄な工事はさせたくない」と話します。「地域密着の会社ですから、信頼して頂けることが何よりも大切です。工事をすすめた方が売り上げは大きいですが、その選択がベストでなければ提案をしません。一人ひとりのお客様に最適なプランを心掛けています」。親身に話を聞き、ベストな提案を行い、本音で丁寧に説明する。こうした姿勢が信頼を生み、一度工事を頼んで満足した顧客から別の顧客を紹介されるケースも多いそうです。先代の安藤宏さんは「義理と人情」に厚く、顧客からも職人仲間からも、高い信頼を得ていました。とことん顧客と向き合う「面倒見の良さ」は父から息子に代が変わっても変わらずに引き継がれている同社の伝統です。

　地域に愛される会社として成長し続けたいとの思いから、ZEH基準に達した住宅や長期優良住宅の普及に努めるなど、SDGｓの取り組みにも力を入れています。さがみはらSDGｓパートナーとしても登録されました。引き継ぐ伝統と未来への思い、そして地域愛。暮らしの事で悩み事ならぜひ同社へ相談してみてはいかがでしょうか。「木に本気」の面々が明るく迎え入れてくれるはずです。

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