中島サイクルの1階には一般的な自転車、店内中央の階段を上がった2階にはロードバイクやマウンテンバイク、トライアスロン用など、専門性の高い自転車が並んでいます。道路から店頭を見るといかにも「町の自転車屋さん」といった雰囲気ですが、2階の陳列車両を見ると取り扱い車種の幅広さに圧倒されます。

実はそれもそのはず。中島サイクルの代表、三浦茂雄さんは国内外のロードレースに参戦したり、トライアスロン大会に出場したりと、自ら様々な車種の自転車を乗りまくっている人物。国際ロードレースである「Tour of Japan」を相模原で開催できるようになったのも、三浦さんの尽力によるところが少なくありません。

そんな三浦さんだからこそ、お客様が自転車を選ぶ際に的確なアドバイスができるのでしょう。「実際に体験しないと、話に真実味が出ませんよね」と三浦さん。例えば毎週日曜日には仲間たちと一緒に「サンデー朝練ライド」と称して宮ケ瀬などへツーリングしているので、ブランドごとのロードバイクの性能はもちろん、「ここを曲がったらオギノパンがあるよとか、ここは意外と上りになっているよとか、ネットで見てるだけでは分からない話もできるんですよ」とのこと。

最近は自転車の車道走行が浸透してきて、通勤・通学に乗りやすいクロスバイクの人気が高まっているそうですが、最近、三浦さんが気に入っているのが折りたたみ自転車。「すぐそこの境川沿いを走っていくと江ノ島に出るので、銭湯に入ってシラスで一杯やって、帰りな自転車を折りたたんで電車で帰ってくる！　とか楽しいですね」。

三浦さんは自転車を売る、整備するだけではなく、「この自転車を選べば、こんな楽しみ方ができる」と自転車の楽しみ方まで教えてくれます。中島サイクルを訪れたら、あなたの知らない自転車の魅力を発見できるかもしれません。

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