もともと会社の保養地だった土地に自然豊かなリゾート施設、藤野倶楽部を誕生させたのは代表の桑原敏勝さん。「無農薬でやってみたい」と自社で野菜やお茶を作り始めたのが2010年のこと。その後、自分たちの畑の野菜を生かした直営の農園レストラン「百笑の台所」をオープンさせ、オーガニックの自然食品の販売も開始。さらには会員制貸し農園「安心農園」、採れたて野菜をそのまま焼いて楽しめる「百笑バーベキュー場」、桑原さん自身の趣味の一つでもあるテニスをプレイできるテニスコートもオープン。

築150年以上経つ古民家をフルリノベーションした貸し古民家で宿泊したり、人気のグランピング設備もあり、藤野のゆったりとした自然の中でリラックスした時間を過ごせます。

「ウチにはクーラーがないんだよね」と桑原さんが言うように、藤野倶楽部では四季の自然を感じられる工夫がされています。太陽光発電を取り入れたり、冬のために薪の暖炉を用意していたり。自分たちで手作りした建物には、天井に断熱材を使っていて、夏の暑さを和らげる効果も。提携の源泉かけ流しの天然温泉も近くにあるので、夏は温泉で汗を流し、冬は体の芯まで温まることができます。

そんな藤野倶楽部の魅力は自然だけではありません。敷地内に設けたギャラリー棟では定期的にアート作品を展示、月に一度はジャズのライブ、年2回はパイプオルガンのコンサートを開催するなど、アートや音楽にも触れることができるのです。

最近ではワンちゃんが遊べるスペース、大型バイクも可能な駐輪場を作ったほか、自転車でのツーリング客のために洗濯機を設置したり、客室への自転車の持ち込みを可能にしたりと、利用客のニーズに合わせた進化も始まっています。

そして忘れてはいけないのが、某グルメサイトでも高評価を得ている料理。桑原さんにとって馴染みのある韓国料理が楽しめて、こだわりの食材をコトコトと時間をかけて煮込んだサムゲタンは名物の一つ。これだけを目当てに遠方から訪れる客も少なくないとか。

藤野の豊かな自然とアートや音楽、温泉などに浸るゆったりした時間を、あなたも満喫してみませんか。

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